定年退職して10年が過ぎた。定年は2015年でしたが1年早期に退職した。
日本に生まれ日本で育った者にとって英語はまさしく外国語でした。退職して英語を使わなくなるとどんどん忘れてゆく。近くにハワイ生まれの日系人が住んでいて その方と出会ったときたまに英語を使うくらいしか英語を使わなくなった。
母国語の判定はそれほど難しくない、危機が迫った時 ヘルプミーと叫べばその人の母国語は英語です。わたしはまちがいなく助けて!と叫ぶ(ハズです)。
英語を忘れないように奮起しています。リフレッシュとかブラッシュアップとかの余裕のある状況ではなく、高校で英語に興味を持ったときのような心境でとりかかっています。
業務で英語を使っていたときは 会話が英語の夢をみることもありましたが、夢の中での私の英語は一度使った表現ばかりで、私は英語で考えているわけではないことに気づかされました。
そんな程度の英語ですと、あっというまに忘れてしまいます。
わたしのいとこのひとりは狩猟を趣味にしています。冬山のけもの道に伏せて1週間も獣がやってくるのを待つのだそうです。わたしには全くの領域外のことなので彼の話を聞くのは好きです。
彼はカナダへヘラ鹿狩りに出かけたことがありました。国際空港からローカル線に乗り継ぎ、ローカル空港に降り立ってからは こんどはセスナ機に乗って目的地に向かいます。目的地に降り立ってからは馬に乗ってガイドさんとともに州が許可した狩猟地に向かったそうです。
驚くのは、彼は旅程(アイテナリー)中のすべてを日本語で済ませたそうです。そんなこといわれたって 「少し話を盛ってるなぁ」と思わざるを得ませんが、イエスとノーの二語だけで済ませたことはまちがいないでしょう。なにせ彼は英語をしゃべれないのですから。
言語ありきでないことはまた真実の一端と思います
画像はヘラジカです
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