生命(生命体)
植物には口があるか?動物には口があり、動物とは他の生命体を捕食するものだともいえる。効率よく捕食するために移動する能力を獲得したともいえる。
宇宙には地球の生命体と異なる生命体がいることを前提とすると、意味合いが深まるのだが、地球の生命体は炭素の化学的特性を利用して誕生したともいえる。宇宙の生命体はどうであろうか。
マッコウクジラ(歯クジラの一種)
クジラは重力から解放されたことで巨大な体を獲得することができた。
歯クジラ類の中で最も大きく、歯のある動物では世界最大である。
1時間くらいは息継ぎしないで潜っていられる。
垂直に降下して深度1000メートルの深海に達することができ、イカを捕食していると考えられている。
マッコウクジラの特異な歴史
(1)和名と香料
和名「マッコウクジラ」の漢字表記は「抹香鯨」である。古代からアラビア商人が取り扱い、洋の東西を問わず珍重されてきた品に、香料であり医薬でも媚薬でもある「龍涎香」というものがあったが、それは海岸に打ち寄せられた、あるいは海に漂っているものを偶然に見つけ獲得する以外、手に入れる方法がなかった。しかしその実、この香料の正体はマッコウクジラの腸内でごくまれに形成されることがあり、自然に排泄されることがあった結石であり、捕鯨が盛んに行われる時代に入ると狩ったマッコウクジラから直接採り出すことが行われた。マルコ・ポーロの『東方見聞録』にはマダガスカル島沖でマッコウクジラが捕獲され「龍涎香」が採れることが記されている。この、マッコウクジラの「龍涎香」が、抹香(まっこう)に似た香りを持っていることから、近代日本の博物学では中国語名「抹香鯨」に倣(なら)って「抹香(のような龍涎香を体内に持つ)鯨」との意味合いで呼ばれ、そのまま和名として定着した。
(2)捕鯨
鯨蝋(脳油)は高級蝋燭や石鹸の原料、灯油、機械油として利用されてきた。特に精密機械の潤滑油としては代替品が無く、1970年代まで需要があった。かつてはこの鯨蝋を目的に大量のマッコウクジラが乱獲された。特に米国では18世紀から19世紀にかけて盛んにマッコウクジラを捕獲した。米国が日本に開国を迫った理由の一つに捕鯨船の中継基地の設置が挙げられるが、アメリカ大陸近海のマッコウクジラは捕り尽くされ、日本に近い西太平洋海域にマッコウクジラの大規模な群れがあるのを発見してのことである。
0 件のコメント:
コメントを投稿