夢は、体験が種(たね)となって恐怖、不思議、〇、〇などをモチーフとして作られた劇のようである。見たこと、体験したことが変形され、再構成されて使われているようです。
田舎に2泊する必要が生じた。
宿屋探しをどうするか案じ始めたら、偶然に小さな旅館を見つけた。その旅館のイメージは夢の中ではっきりとしていた。目覚めた後で詮索すれば、自宅から最寄り駅に行くまでにあった小さな日本旅館にそっくりでした。毎日その旅館の脇を通りながら出勤していました。旅館の看板やしっくい壁などがこぎれいで不潔感を全然感じませんでした。不思議なことだと意識したことは泊まり客の出入りを一度も見かけたことがないことでした。私の生活と泊り客の動きはまったく異なりますので見かけたことがなくても不思議はないのですが、その事実は事実として私の心の中に沈殿していたはずです。その評価は夢の中で強烈に効いてきます。
こんな風にグダグダ書き連ねてゆくと何ページあっても足りませんので、一気に端折ります。
2泊したい旨を告げると宿屋の主(あるじ)らしき人は「旅行証明書」なるものを所持していないと泊められないと応じました。はてな?といったような態度を示すと、役所に行けばすぐ発行してくれるものなのだそうで、発行申込書の見本を見せてくれました。ウソはないのだろうと思い、「旅行証明書」の入手に動き出すことにしました。このシーンにも私は似た体験をもっていて、それはもうだいぶ古いころのことになるのですが、シティバンクの口座を日本で持っていないとアメリカでドルを引き出せないころでした。アメリカでドルが手に入らなければ日本から持ってゆくしかありません。今はいざ知らず昔は何に付け大変不便でした。
時はいつか述べました。ところはどこかと言えば田舎の郵便局です。私はアメリカでの研修を終え、使った教材を郵送で日本に送ること考えていました。そうしないと旅行カバンの
半分は教材で埋まってしまいます。私には格安で送る方法があったのです。そこで必要になるのが「証明書の提示」でした。
こんな風では何ページあっても足りませんので、またも一気に端折ります。
印象としては割と近いところで役場の支所のような存在を見つけたということです。さて、これから世にも不思議な話の本番に入るのですが、同時に怖い話であります。話が佳境に入ってから怖くて目覚めたくらいですから。役場の支所のようなところで働いている人たち、とはいっても小さな詰め所なので10人もいなかったでしょうが、彼ら彼女ら全員は幽霊または怨霊ではないかと疑いの目を向けたとき、一気に恐怖の中に突き落とされました。
私の夢の中の人物はふつう顔の輪郭がはっきりしていないことがおおいのですが、このときばかりは輪郭がはっきり表れていました。夢を見る前に見たテレビドラマが優れていて心に焼き付けられました。出演した俳優さんたちがデフォルメされて夢の中に登場していたのでした。
佳境で変化してゆくシーンを書き連ねると4,5ページ必要になってしまい、したがって端折りましたが^^、自分の体験がデフォルメされて夢の中で使われているような気がするのですがどんなものなんでしょうか。
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